NEWS
2025.3.27
ポン・ジュノ監督が5年ぶりの来日!レッドカーペット&ジャパンプレミアレポート!
町田啓太さん&とにかく明るい安村さんが熱い想いを届け、感無量!
さらに、山崎貴監督(『ゴジラ-1・0』)がサプライズ登場!
「これからも怪獣映画をたくさん作っていきましょう!」と胸熱エール交換!

3月26日(水)、グランドシネマサンシャイン池袋、ジャパンプレミアに先立って行われたレッドカーペットイベントに最初に登場したのは、正装スタイルのとにかく明るい安村さん、水色の春めいた衣装で劇中登場するクリーパーの人形を抱いた井上咲楽さん、白いジャケットのアンミカ&クリーパーの人形を抱くセオドール・ミラー夫妻、続いてポン・ジュノ監督の大ファンを公言する町田啓太さんが登場。そして、本作のプロデューサーであるチェ・ドゥホが姿を見せると場内のボルテージが一段と高まり、ファンとマスコミの視線が集まる中、最後にポン・ジュノ監督が登場すると観客のテンションは最高潮に!!大きな歓声で監督を迎えることとなりました。
レッドカーペットの熱気が醒めやらぬ中、満員のグランドシネマサンシャイン・シアター12で舞台挨拶が行われました。

まずはポン・ジュノ監督ファン代表である俳優の町田啓太さんと、元使い捨てワーカーであり、今は世界で名の知れた芸人として活躍する“ジャパニーズ・ミッキー”こと、とにかく明るい安村さんが登場。監督との対面について問われた町田さんは「ドキドキです!普段は緊張しないタイプなのですが、今日はヤバいです!本当に光栄です。」、星条旗柄のバスローブをまとった安村さんも「とても嬉しいです。とにかく”嬉しい”安村ですね。この場に呼んでいただき、そして素晴らしい映画の宣伝をさせていただき本当に嬉しいです。」とコメントし場内を盛り上げました。

念願の対面となった町田さんが「世界的な監督にお会いできることが夢のようです。今日を楽しみにしていました」と感無量。ジャパニーズ・ミッキーと紹介された安村さんは、「僕のシグネチャーポーズを英語と韓国語で見てもらいたい」とまさかのリクエスト。いつものパンツスタイルで2つのポーズを披露し会場を沸かせると、監督は「身を投げ出したユーモア、とても感動的です。圧倒的ですね」と笑顔で答え、そんな監督を見て町田さんは「実は登壇前から監督が安村さんのネタを楽しみにされていると聞いていたので、今の満願の笑顔を見られて嬉しいです。」とコメントしました。
そして、ポン・ジュノ監督ファン代表の町田さんからの質問タイム。『ミッキー17』を観て「生存本能を掻き回されるほどの衝撃を受けた」という町田さんが「監督の作品は命、自然愛、階級など、いろんな要素が入れ込まれています。僕はそこに胸を打たれるし、毎回“生きていてもいい”“頑張っていればいい”と背中を押してもらえます。監督はやはりそのような価値観を大事にされているのでしょうか?」と質問すると、監督は「この映画の主人公はまぬけだけれどとても善良で、労働者として極限の状態・職業に置かれていても最後まで生きようとする。プリンターから出力される時、彼は安村さんのように何も身に着けていません(笑)それは彼の人生の一部となっていますが、最後まで生き残る気持ち、最後まで諦めない気持ち、そんなミッキーに共感してもらえたら嬉しいです」と回答。

2人のミッキーを見事に演じ分けた主演のロバート・パティンソンについて、監督は「優れた俳優であると同時にクリエイティブで、人間的にも優しい人。現場のスタッフからも人気がありました。物静かだけど優しい人。そしてプリントしたくなる顔をしていますね(笑)」と語り、場内に爆笑を誘った。チェ・ドゥホプロデューサーは「仕事には全身全霊、台本はカラーマーカーを5種類くらい塗り分けて、200回くらい読んでいるはずです。トレーラーには入らず、ずっと現場にいる努力家で献身的な人物です」と常に現場ファーストで撮影に臨んでいたと振り返りました。

2人からの質問で、これから映画を鑑賞する観客の熱気も最高潮に達した時、さらにもう1人のサプライズゲストが紹介されました。 登場したのは『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞®視覚効果賞を受賞した山崎貴監督。ポン・ジュノ監督とチェ・ドゥホプロデューサーの来日を花束で祝福した山崎監督は、「『ミッキー17』、本当に面白くてびっくりしました。こんなにワクワクした映画は久しぶりで、まだ観ていない人が羨ましいです(笑)。社会的な問題も内包しているのですが、まずは本当に面白い。素晴らしい映画の完成、おめでとうございます」と絶賛、「監督の『グエムル-漢江の怪物-』は公開当時、先を越されてしまったというような悔しい思いで観ていました。怪獣映画に家族の物語を取り入れる。新しい怪獣映画の形だと思いました」と熱いコメントを発すると、その言葉を受けとめたポン・ジュノ監督は「『ゴジラ-1.0』、楽しく拝見しました。人間と歴史がしっかりと描かれているところが印象的で感銘を受けました。これからも怪獣映画をたくさん作っていきましょう!」と語り、世界で活躍する2人のエール交換が実現しました!
最後に、これから『ミッキー17』をご覧になる日本の観客へのメッセージを求められたポン・ジュノ監督は「この場で既に多くのことをお話しましたが、今回お越しいだだいた山崎監督、安村さん、町田さん、本当に皆さんありがとうございました、これから映画が始まります。楽しんで御覧ください!」と語り、大きな拍手が送られてイベントは幕を閉じました。
使い捨てワーカーvs強欲なブラック企業のトップ、逆襲エンターテイメントが開幕!