幅広い役柄をこなす俳優としてハリウッドでも確たる地位を築き、数多くの名だたる名監督と組んできた。ポール・ハギス監督が米アカデミー賞作品賞を受賞した問題作『クラッシュ』(04)で、錠前屋ダニエルを演じて注目を集めた。ドン・チードル、マット・ディロン、テレンス・ハワードらが共演した同作は、米映画俳優組合(SAG)賞キャスト演技賞、クリティックス・チョイス映画賞のアンサンブル演技賞を受賞したほか、いくつものアンサンブル演技賞を獲得している。そして、オスカー、英アカデミー(BAFTA)賞の作品賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)を獲得したデヴィッド・O・ラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』(13)では、アンサンブル・キャストの一員として、米映画俳優組合(SAG)賞キャスト演技賞、クリティックス・チョイス映画賞のアンサンブル演技賞を受賞した。
米シカゴ出身。ピーター・ボグダノビッチ監督のTV映画「いつも心に太陽を2」(96)で、オーディションで数百人ものライバルに打ち勝ってある役を射止めたことから、本格的に演じ始めた。
12年のトロント国際映画祭でプレミア上映され、高い評価を得た『エンド・オブ・ウォッチ』で演じたザヴァラ巡査役で、インディペンデント・スピリット賞助演男優賞にノミネートされた。同作は、ナショナル・ボード・オブ・レビューより、インディペンデント映画年間トップ10の1本に選出された。14年には、ディエゴ・ルナ監督の『Cesar Chavez』で市民権運動の指導者で労働組合幹部のセザール・チャベスを演じた。また、デヴィッド・エアー監督の『フューリー』でブラッド・ピット、シャイア・ラブーフと共演。TVミニシリーズ「Gracepoint」にも出演した。
15年には、出演した2本の映画が全世界で5億ドル以上の興収をあげた。1本目は、マーベル・スタジオの強盗映画『アントマン』で、ポール・ラッド、マイケル・ダグラスと共演。2本目はマット・デイモン、ジェシカ・チャステインと共演した『オデッセイ』である。後者は、トロント国際映画祭でプレミアを飾り、ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)を獲得。オスカーにも数部門でノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビューの年間優秀映画の一本に選出された。
16年には、ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたジョン・マイケル・マクドノー監督の『バッドガイズ!!』でアレキサンダー・スカルスガルドと共演した。今後の作品として、1970年代の人気TVシリーズに基づく『CHiPs』でパンチョレロ刑事を演じる。
そのほかにも、幅広いジャンルの作品に数多く出演。その主な作品には、グレゴール・ジョーダン監督の『戦争のはじめかた』(01)、マシュー・ライアン・ホーグ監督の『16歳の合衆国』(03)、クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』(06)、オリバー・ストーン監督の『ワールド・トレード・センター』(06)、アントワーン・フークア監督の『ザ・シューター/極大射程』(07)、ロバート・レッドフォード監督の政治ドラマ『大いなる陰謀』(07/共演:トム・クルーズ、メリル・ストリープ)、ニール・バーガー監督の『それぞれの空に』(08・未/共演:レイチェル・マクアダムス、ティム・ロビンス)、ジョディ・ヒル監督のコメディ『オブザーブ・アンド・レポート』(09・未/共演:セス・ローゲン)、ヴェルナー・ヘルツォーク監督、デヴィッド・リンチ製作総指揮のサイコロジカル・スリラー『狂気の行方』(09・未/共演:マイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー)、インディペンデント映画『Everything Must Go』(10/共演:ウィル・フェレル、レベッカ・ホール)、ブレット・ラトナー監督の『ペントハウス』(11)、ルーベン・フライシャー監督の『L.A.ギャング ストーリー』(13/共演:ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング)、声の出演をしたアニメ映画『ターボ』(13・未)などがある。
TVでは、HBOの「ウォークアウト/勇気ある反乱」(06)でイマージェン賞主演男優賞を受賞。実話に基づく同作は、60年代半ばに大規模な学生の抗議行動に協力した若いメキシコ系アメリカ人の高校教師を描いている。そのほかのTV出演作には、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のNBCのTV映画「センパー・ファイ!海兵隊の誇りを胸に」(01)、F/Xのドラマ・シリーズ「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~ (シーズン4)」(05/共演:グレン・クローズ、アンソニー・アンダーソン)、HBOのシリーズ「Eastbound and Down」のシーズン2(10/共演:ダニー・マクブライド)などがある。
米シカゴ出身。ピーター・ボグダノビッチ監督のTV映画「いつも心に太陽を2」(96)で、オーディションで数百人ものライバルに打ち勝ってある役を射止めたことから、本格的に演じ始めた。
12年のトロント国際映画祭でプレミア上映され、高い評価を得た『エンド・オブ・ウォッチ』で演じたザヴァラ巡査役で、インディペンデント・スピリット賞助演男優賞にノミネートされた。同作は、ナショナル・ボード・オブ・レビューより、インディペンデント映画年間トップ10の1本に選出された。14年には、ディエゴ・ルナ監督の『Cesar Chavez』で市民権運動の指導者で労働組合幹部のセザール・チャベスを演じた。また、デヴィッド・エアー監督の『フューリー』でブラッド・ピット、シャイア・ラブーフと共演。TVミニシリーズ「Gracepoint」にも出演した。
15年には、出演した2本の映画が全世界で5億ドル以上の興収をあげた。1本目は、マーベル・スタジオの強盗映画『アントマン』で、ポール・ラッド、マイケル・ダグラスと共演。2本目はマット・デイモン、ジェシカ・チャステインと共演した『オデッセイ』である。後者は、トロント国際映画祭でプレミアを飾り、ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)を獲得。オスカーにも数部門でノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビューの年間優秀映画の一本に選出された。
16年には、ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたジョン・マイケル・マクドノー監督の『バッドガイズ!!』でアレキサンダー・スカルスガルドと共演した。今後の作品として、1970年代の人気TVシリーズに基づく『CHiPs』でパンチョレロ刑事を演じる。
そのほかにも、幅広いジャンルの作品に数多く出演。その主な作品には、グレゴール・ジョーダン監督の『戦争のはじめかた』(01)、マシュー・ライアン・ホーグ監督の『16歳の合衆国』(03)、クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』(06)、オリバー・ストーン監督の『ワールド・トレード・センター』(06)、アントワーン・フークア監督の『ザ・シューター/極大射程』(07)、ロバート・レッドフォード監督の政治ドラマ『大いなる陰謀』(07/共演:トム・クルーズ、メリル・ストリープ)、ニール・バーガー監督の『それぞれの空に』(08・未/共演:レイチェル・マクアダムス、ティム・ロビンス)、ジョディ・ヒル監督のコメディ『オブザーブ・アンド・レポート』(09・未/共演:セス・ローゲン)、ヴェルナー・ヘルツォーク監督、デヴィッド・リンチ製作総指揮のサイコロジカル・スリラー『狂気の行方』(09・未/共演:マイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー)、インディペンデント映画『Everything Must Go』(10/共演:ウィル・フェレル、レベッカ・ホール)、ブレット・ラトナー監督の『ペントハウス』(11)、ルーベン・フライシャー監督の『L.A.ギャング ストーリー』(13/共演:ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング)、声の出演をしたアニメ映画『ターボ』(13・未)などがある。
TVでは、HBOの「ウォークアウト/勇気ある反乱」(06)でイマージェン賞主演男優賞を受賞。実話に基づく同作は、60年代半ばに大規模な学生の抗議行動に協力した若いメキシコ系アメリカ人の高校教師を描いている。そのほかのTV出演作には、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のNBCのTV映画「センパー・ファイ!海兵隊の誇りを胸に」(01)、F/Xのドラマ・シリーズ「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~ (シーズン4)」(05/共演:グレン・クローズ、アンソニー・アンダーソン)、HBOのシリーズ「Eastbound and Down」のシーズン2(10/共演:ダニー・マクブライド)などがある。