遂に『嘘喰い』公開!天才ギャンブラー役・横浜流星が騙された!? 公開記念舞台挨拶イベントで、監督からの熱いメッセージに横浜流星感極まる!
2月12日(土)都内劇場にて、映画『嘘喰い』公開記念舞台挨拶を実施。主演・横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、櫻井海音、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇した。嘘食いカラーとも言える紫のスーツに身を包んだ横浜は、「みなさん本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。昨日無事に公開を迎えることができて、幸せな気持ちでいっぱいです。短い時間ですがよろしくお願いいたします。」と挨拶。「作品を背負う覚悟はありましたが、俳優部として徹し、やるべきことは同じなので苦労や大変なことはそこまでなかったです。それよりも、みんなで一緒につくるという楽しさのほうが大きかったです。」と座長としてのコメントを寄せた。
また注目して観てほしいというポイントについては、「貘は絶対的な自信を持っているので、日頃から意識して生活していました。とにかく原作をリスペクトして演じました。また、それぞれ他のキャラクターも素晴らしく、個性的なのでそれも見てほしいです。原作ファンのみなさんも気にしているであろう、ロデム(マルコ)についても、演じた野村祐希くんは身長も190cmあるし、身体もしっかり作って挑んでいたので、安心して観ていただける仕上がりになっていますよ。」と横浜は語った。次に佐野は「梶は他のキャラの個性が強すぎる中で、非常に普通の青年なのですが、一番見ていただきたいのは、貘とのバディ感ですね。是非ご注目ください。」と回答し、白石は「蘭子の強さと格好良さを見てほしいです。鞍馬組にいる時の蘭子と貘の前の蘭子はまた違った姿なので、それも楽しんでいただけたらと思います。また、衣装も手作りで、ヘアもできる限り地毛でやったので、気持ちもグッと変わり楽しかったです!」と撮影時を振り返りながら楽しそうに語った。
今作がスクリーンデビューとなった櫻井は「キャリアも数ヶ月の状態で演じさせていただいたのですが、賭郎のトップでいなきゃいけないっていうギャップはありました。特に(横浜)流星さんとのシーンは、お屋形様として動じないことを心掛けました。」と回答。最後に三浦は「原作へのリスペクトの気持ちを忘れずに演じました。佐田国がとあることがきっかけで変化する前後の二面性を見てほしいです。1番印象的なのは貘とのハングマーンのシーンです。」とコメント。キャスト陣のさまざまな回答を受けて、中田監督にキャラクター性の強い映画となっているがどのような演出を心掛けたのか問いかけると、「確かに濃いキャラが揃った作品で衣装はもちろんのこと原作は髪型が特徴的なのですが、横浜くんがカツラの提案を蹴って実際に銀髪にしてくれたり、白石さんがまさに七変化で特徴的な髪型にしていただいたり、形から入って作り上げて、具体的なところは現場で俳優陣の皆さんとキャッチボールをしながら作っていきました。」とキャストとの話し合いを重ねて作品を作り上げたことを語った。
そして、印象に残っているシーンについて佐野は、「カジノのシーンでバディポーズなるものが生まれた瞬間があって、流星さんと話し合ってアドリブでできたポーズだったので、そこはすごい印象に残っていますね」と劇中で登場する、決めポーズが2人のアドリブだったことを暴露。それを受け横浜は「2人だからこそできるものを作れればいいなと相談しました。」と横浜と佐野の仲の良さをうかがわせる様子を見せた。白石が演じる蘭子について何か反響はありましたか?の質問が投げかけられると、「普段と全然違うキャラクターなので、他の番組の共演者の方からも『まいやんが蘭子演じるんでしょ?!』とびっくりされたりしました。」と周囲からの驚きの反応を白石は披露。
続いて、スクリーンに回答者以外のキャストの名前が書かれたルーレットが投影され、選ばれた人は回答者役のキャストに何でも質問するというコーナーを展開。 横浜が回答者となり質問者に劇中でも横浜演じる貘のバディを務め、さらにイベントなどでも度々仲睦まじいようすを見せ話題になってきた佐野が選ばれた。佐野は横浜に、「実は今日サプライズが用意されていることを 知っていましたか?」と質問。実は、これまでのイベントでサプライズを仕掛けてばかりの横浜に今回は仕掛けられる側になってもらうため、サプライズで中田監督より手紙が用意されていることが明かされた。
中田監督から横浜への手紙
『「嘘喰い」のキャンペーン、大変お疲れ様でした!TVでの番宣や雑誌のインタビューを佐野くん、白石さんたちと、すごーく沢山やってくださり大感謝です。昨年、撮影前のリハーサルの時、お芝居のトーン、特に声の張り方、ボリュームのことなど話し合いましたね。
横浜くん、最初は少し戸惑っていたかもですが、私とも丁寧にやりとりをしてくれて、実際のお芝居を通して、貘が、クールで、冷徹な面を持ちつつ、実は梶や蘭子や、ライバル佐田国までも思いやれる人間味を、過不足なく演じてくれました。撮影現場のオフキャメラでは、佐野くんたちとリラックスして談笑していて、でもいざキャメラ前に立つと、貘そのものとして集中し、「あんた、嘘つきだね」のセリフをバシッと決めてくれる。その姿はスーパーゾーンに入った、アスリートのようでした。斑目貘という稀代のキャラクターと共に生きてくれてありがとう!またご一緒できる機会があることを願っています。』
手紙の朗読を受けた横浜は監督のほうに体を真っ直ぐ向け、「やっぱり言葉で思いをいただけるのはすごく嬉しいことだし、サプライズで驚いていて、今はまだちゃんとしっかりと受け止められていないのですけど、すごく嬉しかったです。」と監督へ感謝を述べた。
最後に、代表して横浜から「改めまして本日はありがとうございます。この作品は原作をリスペクトして、みんなで話し合いを重ねてできたものです。僕らの手元から離れて、皆さんのものになります。こういう状況だからこそエンターテイメントが必要だと思うので、特にエンターテイメント性が非常に高いこの作品をみなさんに楽しんでいただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました。」と観客へ挨拶し、イベントは終了した。