「ヴァラエティ」誌、「IndieWire」「The Wrap」といった主要映画情報サイトで、ブレイク中の若手スターであり、同世代でもとりわけ前途有望な俳優のひとりとして称賛されている。
2010年、人類消滅後の世界を描いたスリラー『リセット』で、主要キャストのひとりとして映画デビューを飾り、ヘイデン・クリステンセン、ジョン・レグイザモらと共演。13年には、『クリスマスの贈り物』(未)でラングストン役を演じ、フォレスト・ウィテカー、アンジェラ・バセット、タイリース・ギブソン、ジェニファー・ハドソン、メアリー・J・ブライジ、NASと共演した。そして14年には、同年の大ヒット作の2本に出演。『ライド・アロング ~相棒見習い~』(未)ではラモン役で、アイス・キューブ、ケビン・ハート、ジョン・レグイザモと共演し、SFスリラー『メイズ・ランナー』にも出演した。
16年には、J・D・ディラード監督の『Sleight』でボー役を演じ、サンダンス映画祭で上映された際に絶賛された。生まれもったカリスマ性と、ドラマ、ロマンス、コメディ、アクションという異なるジャンルでも見事に才能を発揮できる力を備えていることが高い評価につながり、いくつもの出版物、情報サイトが、サンダンスのもっとも才能豊かな新進スターのひとりとしてラティモアの名をあげた。『Sleight』は17年4月に全米公開予定である。
17年にはほかにも2本、出演作が公開される予定。まず、米アカデミー賞受賞監督キャスリン・ビグローと、彼女が『ハート・ロッカー』(08)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)で組んだマーク・ボールの脚本によるタイトル未定の犯罪ドラマでは、1967年にデトロイトで起きたアメリカ合衆国史上最大の暴動のひとつにつながった、警察の強制捜査を時系列で追っている。また、名優ウィリアム・H・メイシーが監督デビューを飾るドラマティック・コメディ『Krystal』では、メイシー、フェリシティ・ホフマン、キャシー・ベイツ、ロザリオ・ドーソンと共演している。
ダンサー、R&Bアーティストとしても活躍。16年12月発売のデビュー・アルバムでは、クリス・ヘンダーソン(ジェイミー・フォックスのプロデューサー)、メル&マス(クリス・ブラウン、ジャスティン・ビーバー、リアーナ、ニッキー・ミナージュ)、ビッグ・フルート(リル・ウェイン、ヨー・ガッティ、K・キャンプ/プライズ)、SK(トレイ・ソングス)、エイヨー・ザ・プロデューサー(クリス・ブラウン、リック・ロス、ブライソン・ティラー)といった、今が旬のプロデューサーたちとコラボレーションしている。
米ウィスコンシン州ミルウォーキー出身。現在はジョージア州アトランタに住んでいる。