ジョシュ・シュワルツ ジョシュ・シュワルツ
原案/脚本/製作総指揮

南カリフォルニア大学(USC)の学生時代、ニューイングランド出身の彼は南カリフォルニアのオレンジ・カウンティにあるニューポート・ビーチという裕福な地域から来た学生とたくさん出会った。 製作会社ワンダーランドの製作者/監督のマックGとステファニー・サヴェージと知り合った後、その経験は「The OC」という人気テレビシリーズを生むことにつながる。

「The OC」のアイデアはどうやって思いついたんですか?
ジョシュ・シュワルツ(以降、JS):僕はニューイングランド地方ロード・アイランド州のプロビデンスという町の出身で、南カリフォルニア大学に在籍していた。そこにはニューポート・ビーチで育った人がたくさん来ていて、彼らは他とはまったく異なる性質を持っていた。みんなブロンドで美しく、鍛えられた体つきをしていて、豪邸が立ち並ぶ一見完璧で非常に裕福な環境で育ってきていた。よく知り合うようになると、彼らは必ずしも完璧ではなかった。それで、彼らの育った地域に興味を持ったんだ。
その後、脚本家になりたくて方々を当たり、マックG(製作総指揮)と彼の相棒ステファニー・サヴェージの会社ワンダーランドに行き着いた。彼らは何かドラマを手がけようとしていて、舞台をニューポート・ビーチにしようという案が出ていた。僕は大学時代、その地域に親しんでいたことを話し、後日キャラクターのアイデアを持って再び彼らのもとを訪れた。それに彼らも興味を持ち、一緒に売り込みに行ったら、ワーナー・ブラザースとフォックスに買い取られたんだ。

売り込みは難しかったですか?
JS:タイミングがよかったね。フォックスはちょうど若い視聴者の獲得を考えていて、僕らのアイデアは南カリフォルニアに住む、若くて魅力的で、裕福な人たちを主題にしていたから、ぴったりとマッチしたんだ。以前彼らは「ビバリーヒルズ高校白書」というドラマを手がけていた。もちろん、「 The OC 」はそれとは全然違うと思ってる。もっと深くて、もっとユーモアがある。でも僕らは「ビバリーヒルズ高校白書」のような人気が期待できると説得したんだ。

ファースト・シーズンは一つの社会現象になりましたね。大ヒットになると確信を持ったのはいつごろですか?
JS:ばらしいよ。初めてオンエアーした時は、みんな “ ふーん ” って感じだったのが、徐々に人気が上がっていって、5話目ぐらいの時にフォックスが撮影地のマンハッタン・ビーチに近いヘルモサ・ビーチのバーで、キャストを呼んで盛大な観賞パーティーを開いたんだ。すると1000人ぐらいの若者がバーの前に集まり、歓声をあげてた。その時、“これはいけるかも”って思った。

マスコミによって、いろんな作品に例えられていましたね。正直、嫌でしたか? 何かお気に入りの例えはありましたか?
JS:「 The Fresh Prince Of Bel Air 」 ( ウィル・スミス主演のコメディ・ドラマ ) と「 8 Mile 」を掛け合わせた感じ ” っていうのが一番よかった。うまいって思った(笑)。 「ビバリーヒルズ高校白書」にはよく例えられてたね。わかる気がするけど、実際は全然違う。「 The OC 」は他に類のないドラマだよ。ドラマチックなストーリーであると同時に、コミカルな部分や明るいユーモアにあふれている。それに本質的には家族ドラマだよ

物語の中ではいろんな問題が起きますが、決して説教くさくはないですよね。これは初めから意図したアプローチですか?
JS:そう、その通り。説教くさいドラマは苦手だよ。説教くさいものは若者に受け入れられない。彼らをありのまま描くことが大切なんだ。そうすれば、こちらの意見にも耳を傾けてもらえる。
でも僕らは責任を持ちたかった。だからある行為が引き起こす結果をちゃんとみせようと思ったんだ。子供がドラッグを乱用するところを見せて、その影響を見せないなんてわけにはいかない。それでは現実味がないからね。

ジョシュ・シュワルツ自身が反映されているキャラクターはいますか?
JS:セスとサンディの関係は僕と僕の父親との関係によく似ている。セスが一番僕に似ているんじゃないかな。物の見方とか仲間はずれにされている感じとか。でも僕に似た要素はすべての登場人物にあるよ。ジュリー・クーパーにさえね(笑)。

スクープを下さい。セカンド・シーズンでは何が起こりますか?
JS:ファースト・シーズンのラストは、全員が悲しい感じだったね。セカンド・シーズンの出だしもやっぱりまだみんな沈んでいる。陽気な感じを求めているのなら、残念ながら違うよ(笑)。
ファースト・シーズンの最後、ライアンは自分が父親かどうか分からない子供を育てるため、そして、これまた子供の父親かもしれない元彼氏の暴力から、元彼女を守るためにチノに帰った。
セスはライアンが去ってしまったことと独りぼっちの生活に戻ることを嘆き、ライアンと出会う前から考えていた、船での逃避行を実行する。
マリッサは彼女の意思に反して、ケイレブの家に住むことになり、塔に閉じ込められたお姫さま状態になってしまった。支配者ケイレブに脅され、精神状態が悪化し、アルコール依存に陥るという悪循環を再び繰り返す。それらがセカンド・シーズンに続いていく。
同じ夏からセカンド・シーズンは始まる。放送は5ヶ月ブランクがあったが、劇中では3ヶ月が過ぎたところだ。離れ離れになったキャラクターたちは、おのおの長い夏を過ごしていた。彼らがどうやって再び一緒になるのかは見てのお楽しみ。言えるのは、そこまでかな。

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シークレット
Style On The Set
・ ボブ・デラウレンティス
・ パトリック・ラッシュ
・ ジョシュ・シュワルツ
・ アレックス・パツァヴァス
・ フランス・ミュン・フェイギン
・ ステファニー・サヴェージ
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