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こだわりのディテールが光る!
驚異のCGが進化させた究極の虚たち

「BLEACH」で強烈なインパクトを放つのが、魂を喰らう悪霊・虚。本作には、形や質感、表情、動き方の異なる3体の虚が登場するが、実写化にあたり、どのように進化させたのか。VFXスーパーバイザーの土井淳は語る。「共通ポイントであるお面は、原作より和の要素を強くしています。能面のように凹凸を深く刻み、陰影で表情を作りました」。

黒崎家を襲うフィッシュボーンは、名前の通り鱗や背びれがついている。「一護が最初に目にする虚として巨大感や圧迫感を感じさせるため、常に前傾姿勢になっています。また、重みのある動きと俊敏さを両立させるため、動きにコントラストをつけました。さらに、ふんどしや腰みのといった鬼のイメージを足しています」(土井)。

雨竜がおびき寄せたヘキサポダスは、老女や女郎蜘蛛のようなテイストが入っている。「光沢ある黒い体に赤く毒々しい質感で、細身ながら圧迫感を感じさせるようにしました。また、足を多関節にしたことで、俊敏で複雑な動きが可能になりました」(土井)。

最凶の虚・グランドフィッシャーは、秋田のなまはげをイメージしたという。「この虚は獣のようで、魔界の華のようでもあるので、体毛は絶えず揺らぎ、光沢感を持たせることで常に表情が変化しているような異様さを出しました。伸びる触手は、1本1本が意思を持ったようにうねり、力強さと不気味さを共存させています」(土井)。

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